- 2024.08.02
- PRESS
【ジェンダー平等を基礎から学ぶFIFTYS PROJECTゼミ】開講します!
FIFTYS PROJECTゼミ 第2弾、開講します!
こんな風に思ったことのある人はいませんか?
「日本の政治、同質性ヤバくない・・・?」
「女性議員がもっといたらいいのにな・・・」
「議会に高齢男性多すぎ・・・自分の声、ちゃんと代弁されてるのかな?」
「わんちゃん立候補しちゃおうかな・・・?」
「ジェンダーについて思うことはたくさんあるけれど、周りに話せる人があまりいない」
「ジェンダー平等に向けて何かアクションを起こしたいけど、知識がなくて自信がない」
「ジェンダーについて本当によく分からない。けど分からないって言えない」
このような想いを抱える人に届いてほしいという思いで、FIFTYS PROJECTはこのゼミを企画しています。 このゼミには大きく2つのゴールがあります。 「ジェンダーレンズを確立する(=ジェンダー観点を以て物事を見る力を会得する)」 「ジェンダー平等のための活動を実践していく中で最初の手がかりとなる視点、政策への引っかかりポイントを提供する」 講義の後に毎回「交流会」を開きます。同じ関心を持つ仲間を作るきっかけにしたいと思っています。
開催方法(オンライン/現地開催)
今回のゼミは、オンライン開催に加えて、現地会場開催も実施します!(10都道府県16地域)
《全6回のタイムライン》
・講師からのレクチャー(1時間15分)+質疑応答(15分)
・交流(30分) 第1回
2024年9月28日(土)13:00〜15:00 政治にジェンダー平等を!
講師:田中和子さん
ジェンダー・セクシュアリティ研究の基礎的概念、歴史的背景を共有します。バックラッシュ後、社会の変革を求める日本のフェミニズム運動が停滞しました。運動が疲弊することなく継続するには、自分たちの違いを豊かさに変容させ、“闘う”エネルギーに変換することが必要です。
田中 和子(たなか かずこ) 三鷹ダイバーシティーセンター 共同代表。国際基督教大学教養学部元教授。2004年ジェンダー研究センターの設立、2005年ジェンダー・セクシュアリティ研究プログラムの開設にかかわり、2014年国際基督教大学を定年退職するまで同センター長およびプログラムコーディネーターを兼務。国際基督教大学ジェンダー研究センター顧問。
第2回 2024年10月26日 (土)13:00〜15:00 災害とDV、性暴力、貧困の現実 ー阪神淡路大震災~東日本大震災の女性支援活動から見えたことー
講師:正井禮子さん
災害時は、女性へのDVや性暴力、貧困課題などが悪化/増加すると言われています。自然災害が多い日本においては特に、これらの社会課題の実情を知り、その課題の改善に必要な取り組みを学ぶことは大切です。正井さんには、阪神淡路大震災~東日本大震災の女性支援や調査を通して、日本における現行の防災・復興施策を概観して、同施策の成果と課題をお話しいただきます。そして、地方議会から何ができるかを模索していきます。
正井 禮子(まさい れいこ) NPO法人 女性と子ども支援センターウィメンズネット・こうべ 代表理事。1995年 阪神淡路大震災直後、女性支援ネットワーク発足。女性のための電話相談、女性支援セミナー「乳幼児を連れたお母さんの集い」等を開催。災害時の女性へのDVや性暴力について情報発信を行う。「女たちが語る阪神淡路大震災」「災害と女性」資料集等発行。2005年「災害と女性」~防災・復興に女性の参画を~シンポジウム開催HP 「災害と女性」情報ネットワークが2008年の防災政策優良事例集に選ばれる。2011年に東日本大震災女性支援ネットワークを発足し「災害時における女性とこどもへの暴力」被害の調査を実施。2018年度「Champion of Change Japan Award」受賞。
第3回 2024年11月23日(土) 13:00〜15:00 保育士の低賃金、長時間労働、非正規雇用化 ーケア労働を重視する社会の構築に向けてー
講師:小尾晴美さん
「ケア」は人びとの生活において決して欠かすことができないものであるにもかかわらず、ケア労働従事者を取り巻く環境整備が十分になされていない現状があります。低賃金、長時間労働、非正規雇用化など、ケア労働に関する社会課題を概観し、その改善に必要な取り組みを検討します。特に保育士が直面する諸課題について触れ、現行の保育に係る制度・政策を確認します。そこから同制度・政策の成果と課題を確認し、地方議会から取り組めることを考えていきます。
小尾 晴美(おび はるみ) 中央大学経済学部助教。山梨県北杜市出身。2008年中央大学大学院経済学研究科修士課程修了。2015年中央大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。経済学博士(中央大学)名寄市立大学保健福祉学部専任講師を経て2019年より現職。専門領域は社会政策、労働社会学。
※12月はお休みとなります
第4回 2025年1月25日(土)13:00〜15:00 LGBTQ+の権利と政策課題 −理解増進法制定から1年半−
講師:西山朗さん
日本社会においてLGBTQ+の人々が直面する課題を認識し、LGBTQ+の権利と政策課題などについての知見を深めます。特に、2023年6月に成立した、いわゆる理解増進法(正式名称:性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律)について検討し、西山さんには同法制定に関連する成果と課題をお話しいただきます。そして、地方政治から私たちにできることを模索していきます。
西山 朗(にしやま あきら) 一般社団法人 性的指向および性自認等により困難を抱えている当事者等に対する法整備のための全国連合会(略称 LGBT法連合会)事務局長代理。神戸大学大学院国際協力研究科修士課程修了。LGBT法連合会では主に民間企業や行政機関、教育機関などに対する性的指向や性自認等に関する講演や研修、執筆、海外との渉外業務に従事。
第5回 2025年2月22日(土) 13:00〜15:00 若年女性を取り巻く現状と課題 ー女性支援法の活かし方ー
講師:堀千鶴子さん
若年女性を取りまく貧困や虐待、性暴力や性犯罪などの現状課題に加え、構造的な問題を認識し、その上で女性支援法の成果や改善点などについて知見を深めます。特に、堀さんには、困難女性支援法の内容を概観したのち、同法の成果と課題、また効果的な活かし方についてお話しいただきます。そして、地方政治から私たちができることを考えていきます。
堀 千鶴子(ほり ちづこ) 城西国際大学 福祉総合学研究科 教授。専門は社会福祉学、女性福祉研究。厚生労働省「困難な問題を抱える女性への支援に係る基本方針等に関する有識者会議」構成員。近著 戒能 民江、堀千鶴子編著『困難な問題を抱える女性を支えるQ&A』解放出版社 2024。
第6回 2025年3月22日(土) 13:00〜15:00 女性議員を増やし、支えるために
講師:濵田真里さん
政治分野におけるジェンダー化したハラスメントは非常に深刻な問題です。ハラスメントに係る課題の是正に向けた政治分野における取り組みについて概観し、同施策の成果と課題について検討します。そして、濵田さんよりハラスメント解決に向けた効果的な取り組みについてお話しいただき、地方議会から私たちができることを考えていきます。
濵田 真里(はまだ まり) Stand by Women代表。専門は政治分野におけるハラスメント。研究内容を元に、2021年に女性議員・候補者のサポート団体Stand by Womenを設立。2022年に子育て中の立候補をサポートする「こそだて選挙ハック!プロジェクト」を始動。2023年に日本初の議員向け相談窓口「女性議員のハラスメント相談センター」を設立。内閣府「令和3年度政治分野におけるハラスメント防止研修教材」等の作成に関する検討会構成員として、議会向けハラスメント研修教材を作成し、地方議会でのハラスメント研修を多数実施。著書に『女性議員を増やしたい ZINE』がある。
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